2016/12/28 UPDATED
Category:台湾関連情報
台湾モバイル動画広告市場
台湾モバイル市場について
こちらの記事では台湾のモバイル広告市場についてご紹介致します。台湾における有効なモバイル広告の展開を検討していきます。
台湾スマートフォン普及率
2016年にGoogleが行った調査(Consumer Barometer)によると、台湾のスマートフォン普及率は82%となっており、特に25-34歳の年代ではスマートフォン普及率が100%となっております。日本のスマートフォン普及率は全体では59%、25-34歳の年代では79%と、日本と比較しても台湾では圧倒的にスマートフォンのシェア率が高いことがわかります。また台湾人の1日あたりのスマホ利用時間は世界最長と言われており、資訊工業策進會の調査によると、1日平均205分利用するとのデータがあります。そして別の調査では、SNS普及率は台湾がアジアで最も高いとされており、スマートフォンを利用用途はほとんどがSNS(メッセージアプリを含む)か動画の閲覧となっております。
台湾最新SNS事情
台湾で最も人気のあるSNSは「Facebook」です。Facebookの発表によると、台湾におけるFacebookのユーザー数は1,800万人で、総人口比では78%とアジアで最も高い数値となっております。次いで人気のあるSNSは「Instagram」です。ユーザー数は350万人、総人口比では15%とこちらも高い数値となっております。そして別の調査では、97.3%のアクティブユーザーはモバイルからアクセスしているとのデータが出ております。
台湾デジタル広告市場
台湾での動画広告市場の拡大
DMA(臺北市數位行銷經營協會)デジタル広告統計の調査によると、2015年の台湾国内インターネット広告市場は193億台湾ドル(約640億円)で、うち動画広告費が31億台湾ドル(約103億円)、SNS広告で11億台湾ドル(約36億円)を占めております。そして動画広告費については、前年比71.4%と驚異的な成長率で拡大しております。
まとめ
この記事では台湾のモバイル市場と、デジタル広告市場について簡単にまとめてみました。
台湾におけるインターネット環境におけるキーワードを整理すると、「高いスマートフォン普及率」、「世界一のスマートフォン利用時間」、「アジア一のFacebook普及率と高い人気」、「動画広告、SNS広告が拡大している」という点が特筆すべき点でしょう。
上記のキーワードを組み合わせると、「Facebookでの動画広告」というキーワードが浮かび上がります。Facebook広告は、Googleのリスティング広告などと比較してもかなり安く(キーワードによるが1/4程度)、国や地域、年齢、性別、趣味嗜好など多くの項目で広告を表示するターゲットを決めることができます。Facebookを頻繁に利用する台湾においては、非常に効果的な広告方法ではないでしょうか。クオリティの高い動画を導線に利用すれば、高いコンバージョンを獲得出来るでしょう。弊社では台湾向けの動画制作を受け付けております。ご関心がある場合は「台湾向け動画制作・映像制作」をご確認下さい。
次はFacebook広告の出稿について、もう少し詳しくご紹介する記事を書こうと思います。
出典:資訊工業策進會
DMA(臺北市數位行銷經營協會)2015年台灣數位廣告量統計報告